リネンのふるさと、ポーランド

私がいつも小物や服を作る時に使用しているリネンはポーランド産です。ポーランドってどこなの?と最初は私も正しい位置を知りませんでした。一度は名前を聞いたことがあるポーランドとはいったいどんな国なのでしょう…

 

ポーランドはどこにある?

ポーランドは大まかに言うと、ドイツの東、ベラルーシ、ウクライナの西に位置しています。7つの隣国(ロシアの飛び地を含む)と接しており、国土はおおよそ日本の4/5ほどです。

ポーランドは「平原の国」という意味で、その名の通り南部の一部を除いてはただただ広い平原が広がっています。高校の地理で習った記憶があります。下は2014年の夏に私がポーランドを訪れた時に電車内から撮った写真ですが、果てしなく平原が続きました。遠くに森はあるものの、延々6時間くらい平原でした。肥沃な土地に恵まれ、国土の4割は農地というヨーロッパ屈指の農業国です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

日本からどうやって行く?

残念ながら今現在、日本からポーランドへの直行便はありません。ヨーロッパの他の国を経由してポーランドへ行くルートがほとんどのようです。フライトの目安時間は13時間半~18時間くらい。私の場合はお盆休みのハイシーズンにも関わらず、どうしても出来るだけ安い旅費で行きたかったので福岡→ソウル→プラハ(チェコ)→ワルシャワ(ポーランド)のルートで一日近くかかった記憶があります。プラハで乗り継ぎが45分しかなく空港内を猛ダッシュするというスリリングな乗り継ぎで疲れましたが、それでも往復で10万円切っていたのでよしとしましょう。

ポーランドの気候は?

大陸性の気候で、はっきりとした四季がある。冬はどんよりと曇った日が多く、そのおかげで冷え込みが緩和され、高緯度のわりにはそれほど寒さは厳しくない。

-ダイヤモンド社「地球の歩き方 チェコ ポーランド スロバキア」より-

ポーランドの冬を経験したことがないので分かりませんが秋の訪れは早く、8月中旬にも関わらず、曇りや雨の日には厚手の長袖がないと寒く感じました。日本の10月の寒い日と同じくらいかな…それだけにポーランドの人々は夏の訪れを本当に楽しみにしているそうです。

カフェやレストランの店外にはテーブルが並び、日が落ちるのが遅い夏のポーランドを満喫する人々で溢れかえっていました。さすが屈指の農業国とあって市場には色とりどりの野菜や果物が並び、エネルギーが溢れていました。

pic000161
ポーランドの人々の中に生きる布仕事

そんな土地で14世紀から続くリネンの産業。リネンの原料となるフラックスという植物は涼しい北ヨーロッパで栽培される一年草。6月頃にほんの少しの時期だけ青くて小さい花を咲かせるそうです。フラックスの茎を加工して作られるのがリネンなのです。
私は脱色も染色もされていないフラックスそのものの色をしたリネン生地の匂いがとても大好きで、その濃いベージュの生地からは枯草でもなく、ちょっと甘酸っぱいような…ひだまりのような匂いが漂ってきて癒されます。

ポーランドの人々の生活の中にも布仕事は息づいていて、ワルシャワ郊外の蚤の市では厳しい冬の間、春の訪れを待ちわびながら手刺繍をしたテーブルクロスや手編みのレースを売っている人々もいました。肝心な市場の様子を撮るのをすっかり忘れてしまいましたが、こちらが素敵な刺繍のテーブルクロスです。一刺し一刺しがとても緻密です。

 
DSC_1953

中には今まで使われてきた家の歴史が詰まったものも市場に並んでいて、こうやって布を使った手仕事は脈々と受け継がれてきたのでしょう。新品ではないのになぜが古臭さを感じない不思議な手仕事です。

私がポーランドを訪れた時は、今ほど布仕事に興味があったわけではありませんでした。まさかこんなにその魅力に惹かれるとは思っていなかったので、もっとよく見ておけば良かったと後悔しています。今度訪れた時はフラックスの花が見てみたいな…と思いながら今日も私は布仕事を始めることにします。

ゆるゆると、自然の中で布に関わる手仕事について綴るブログです。

自分の中にあった溢れる好奇心と、「自分の居場所を見つけたい…」という想いから始めました。
たくさんの方と想いを共感できると嬉しく思います。

INDIGO DROPSのショップはこちらから

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です