見習い農業女子

去年まで、片手間的に畑しごとをしていましたが、今年は好きなことを、とことんやってみたい!と、結構時間を割いて農業に没頭しています。

 

まずは、棉を大切に育てること

私の目標、夢は、畑で種から棉を育て、紡いで糸にし、天然の染料で染めて布にする…

それを服なり、なんなりのカタチにする…ということ。

そこからどうするかまでには、まだ考えが至っていませんが、これだけの工程に全力投球するのは、一人のチカラではまだまだ難しいのかな…と感じています。

今年はまず、布の始まりである棉の栽培に力を注ぎたいと思っています。

モフモフの棉の種。自家採種です。

ちなみに、「綿」と「棉」どちらも「ワタ」なのですが、「」は植物としての状態を指し、収穫された種付きの状態まではこちらの字を使い、種を取り除き繊維としてのワタが「糸」へんの「綿」になるそうなので、私はこの二つの漢字を使い分けることにしています^^

自力で布まで作ってみるってどんなことなんだろうなと、棉を育てること自体が良く分からないまま、プランターにとりあえずまいてみた3年前。

ひょろひょろの棉がビミョウな感じでできました。たった数個の実…

たった数個って…

でも、その時のモフモフした触り心地の感動が忘れられなくて、その時の実は、今でも大切に取ってあるんです。

私のワタ栽培履歴

2年前には、実際に畑に種をまき、試行錯誤しながらの栽培でした。貧相な畑の土。水分を多くたくわえることもできない土地。

休耕田だった使われていない土地を、私が無理やり畑にしようとしているので、ワタというか、どんな野菜も無理やろ、というくらいのカチカチの土なんです。

竹炭を入れたり、刈った草をすき込んだりと、土壌改良の最中ですが、まだまだですね。。

本当に夏には死にかけた姿がかわいそうになりましたが、ちょっとだけ収穫することができました。

紡ぐまでにはまだまだの量です。でも、次につなぐ種を採ることができました。

去年。棉は結構タフに頑張ってくれる植物だということも分かり、少し植える場所などを考えながら育てました。

さらにそこまで猛暑ではなかったこともあり、収量はちょっとだけ増えました。ほんのちょっとです。

ここらへんから、糸つむぎにもチャレンジしてみることになります。

そして今年

一人作業なので、種をまくにも時間と労力の制限がありますが、今のところ800ポット分くらいまけたかな…

 

棉は移植を嫌うらしく、本当は土に直まきがベストなのだと思いますが、あまり条件の良くない土地のことを考慮し、ポットまきと直まきを並行しています。

発芽したては本当にナメクジのターゲットになりやすく、朝になって茶柱みたいに茎だけになり変わり果てた姿にポカーンとしてしまいますが、あまり殺生もしたくないので、発見しだい割りばしでつまみあげ、遠くに投げること夜に数回。ドラクエ的に言うとバシルーラかw

コーヒーのかすを周囲にまくといいらしい。木酢液がいいらしい。ということも聞いたので、殺虫剤を使わず忌避できる方法を試行錯誤しながらやっていきたいと思います。

ナメクジ綜合警備保障の仕事もラクではないのです…

棉の発芽率はめちゃくちゃいいと思います。しかも発芽までの日数もさほどかからないので、

「発芽するかな?」「あれ、ひょっとしてダメなのかな?」と気を揉む時間が短いので、そういう意味ではとても分かりやすい植物だと思います。

ほとんど和棉をまいています。洋棉のほうが大きく、収量としては多いのだと思いますが、なんとなく私は和棉の素朴な手触りのほうが好きだし、他にも色々な理由があり、和棉メインです。

種を絶やさないために、洋棉もまいてますよ^^

和棉と洋棉の違いは、また書きたいと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

福岡県出身、山口県在住。時々沖縄にふらり。 キッチンや庭でひそかに行うゆるゆる草木染め実験も大好きです。