椿灰の仕込み

昨日の曇りから一転、気持ちのよい秋晴れです。今日は、草木染めの媒染に使う椿灰の仕込みをします。

 

椿灰は、伊豆大島から送っていただきました。椿の枝木を、枯れないうちに数日かけて強い火力で焼くそうで、たくさんの枝木を焼いてもたった数%しか残らないとても貴重な灰なのです。そんな貴重な灰を使って、週末に予定している草木染めへ向けて着々を準備を進めていこうと思います。

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水を注いでいきます。灰が舞い上がるので、最初は慎重に。どれくらい水を入れていいのか全く見当がつかないのですが、椿灰500gに対して、水を20Lという記述を発見したので、今回は椿灰100gに4L程度の水を入れました。

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撹拌した直後は濁っている椿灰入りの水も、一時間程度でこのくらい沈殿します。数日置いてから上澄みを使います。虫やごみが入らないように蓋をして日陰に置いておくことにします。

使用した後の灰は畑にまこうと考えています。自然のものはこういうふうに循環して使用できるところが素晴らしいですね。循環できるものを使用することが本来のあるべき姿なのかもしれません。

椿灰に水を入れて静置させてから一日半経過したものです。一日以上も経過すれば、ゴミは浮遊していますが細かい灰は沈殿しています。ろ過してきれいな上澄みだけを取ります。
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100均で売られている漏斗や容器で十分です。ろ紙がなかったので、コーヒーフィルターで代用しました。pHは12~13くらいでしょうか。灰はアルカリ性だと言ってもちょっとだけアルカリ性のほうに動く程度だと思っていたので想像していたより強いアルカリで驚きました。触るとぬるぬるした感じと、アルカリ特有のちょっと生臭いような臭いがします(でも気にならない程度ですよ)。

はて、こういう時のpHってどれくらいがベストなんだろう。今回は月桃を染めるということで、アルカリ媒染として使用するというよりは、椿灰に含まれているアルミニウムの効果に期待しています。予備実験では、月桃はアルカリではあまりいい色が出なかったので…。これを希釈して使用するのか、そのまま使用したらいいのか…。

 

ちなみに、上澄みを回収した後に、もう一回同量の水を入れて一晩置いてみたところ、やはりpHは同じく12~13くらいです。この二番煎じ的なやつも媒染剤として使えるのかな?こちらも回収しておくことにします。

 

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椿灰の媒染剤の完成です(とりあえず)

なんだかこれでうまく媒染できるのかすっきりせず一抹の不安はあります。そもそも昔の人はこんな細かい数値なんか知らなかっただろうし、培ってきた勘みたいなものでやってきたのでしょう。やってみないと分からないか。思い切って使ってみることにします。

 

 

ゆるゆると、自然の中で布に関わる手仕事について綴るブログです。

自分の中にあった溢れる好奇心と、「自分の居場所を見つけたい…」という想いから始めました。
たくさんの方と想いを共感できると嬉しく思います。

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