木材から撮影用の道具を作ってみる。

作品の撮影はあまり得意ではありません。最近ミラーレスを購入したので嬉々として撮影に望んでみたものの、いまいち使いこなせていない感満載のショボい写真をお許しください。。

さて、作品をきれいに撮影するためのノウハウが書かれた他の方々のブログを読ませていただいております。やはり日中のレースカーテン越し程度の光がベストだと書かれているので、一気に撮影しておきたい休みの日が朝から雨だと

本気でがっかりします…

天気に左右され、撮影技術もいまいち…なかなかうまく行かない写真撮影に翻弄されていますが頑張る毎日です。

そんな中、背景としても使用でき、かつ、フックなどをつければ作品を引っ掛けて撮影できるような道具があれば便利かもな…と思いました。つい立て形状のようなものがいいのではないかな…という結論に至り、自分で作ってみることにしました。

 

材料を揃える

木材はDIY用でおなじみのSPF材を使うことにしました。安価ではありますが、柔らかいので加工しやすいです。野外で使用することもなく、負荷をかけるような使用方法でもないので、この木材で大丈夫です。ホームセンターの店員さんが、SPF材の山の中から少しでも反りがなく木目がきれいなものを選んでくれました。

1本が約180cmの木材を半分に切れば、約90cmのつい立てができるはずです。

短い木材は、裏で木材同士をつなぐ部分になります。

 

組み立てる

これらを、まずは木工用ボンドで仮止めし、厚紙などを使って全面に均一になるように塗ります。

小さな扉みたいなものが二つできました。立てかけた時にできるだけ安定させたかったので、上下はギリギリのところに渡しを持ってきました。この状態で一日置いて乾燥させます。

乾いたところで、渡しの部分にドリルで下穴を空け、いよいよ木ネジを打ち込んでいきますよ。

ホームセンターの店員さんによると、下穴はいらないかも…とのことだったのですが、木材が割れるのも怖いし、木ネジを真っすぐに入れる自信もなかったので、面倒ですが穴を開けてから次に進むことにしました。

 

難関?蝶番(ちょうつがい)をつける

組みあがった二枚の板を、蝶番で連結させて完成…のはずなのですが、あれ?これはどこにつけるのが正解なのかな?

・開いた状態で一枚の背景として使いたいが、渡しの板が干渉するため裏には取りつけられない。
・表面に取りつけると、完全に閉じられない

じゃあ、どこよ?!

これが正解かどうかはいまだに分かりませんが、いろいろ考えた結果、板の側面に取りつけることにしました。これだと開いた時に平らになりますし、完全に二つに折り畳めるので収納が簡単になります。
真っすぐになるように木ネジで止めるのは、私には意外と難しかったです。

 

表側から見るとこんな感じです。後で失敗!と思ったことは、ちょっと隙間を開けすぎたようで、真っすぐ平らにした時に思っていた以上の空間ができてしまうのです。軸部分の隙間がどうしてもできてしまうということは分かっていたのですが、もう少し狭くなるようにはできたのかな…と思います。

 

色を塗る

ターナー色彩株式会社のミルクペイントを使用しました。森永乳業株式会社のミルク原料を使用した天然由来ペイントだそうです。なんかこれを聞くだけでテンションが上がります。流行のアンティーク調DIY本に載っているのを見てから、一回使ってみたかった塗料です。

 

塗り始めが夜だったこともあり室内で使用したのですが、嫌な臭いは一切ありません。室温は暖房を効かせてだいだい22℃くらい。ただ、乾燥した部屋だったからなのか、塗っているうちに粘度が上がっていく感触があり、ちょっと焦りながら塗りました。

若干素人臭さがにじみ出る塗り方にはなりましたが、きれいに塗れなくても、さすがです。なんとなくアンティークっぽくまとまる塗料です。

 

完成品はこんな感じ…

表側です。やっぱり隙間が開き過ぎかな…

裏側はこんな感じ。フックをつけたらイベントの時に作品をかけられそうです。

完全に二つに閉じるので、収納には便利だと思います。表も裏も使える、なかなかいい什器が出来上がりました。
一つ難点を申しますと…

想像以上に重量級

どうやって持ち運ぶよ、これ。着脱式コロみたいなやつでもつけようかな…

以上、DIY経験ほぼゼロの私が作った大道具のレポでした。

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ABOUTこの記事をかいた人

福岡県出身、山口県在住。時々沖縄にふらり。 キッチンや庭でひそかに行うゆるゆる草木染め実験も大好きです。