寒くて乾燥した冬には温かいはちみつを

寒さもますます厳しくなってきました。身体のあちこちが乾燥して困る今日この頃です。特に朝起きた時の喉のイガイガ感、風邪をひいたわけでもないけど放っておくと咳も出てきて辛いですよね。そんな時、我が家で重宝しているのが「はちみつ漬けのレモン」です。

 

 

毎年やってるはちみつ漬けレモンの作り方

特に変わったことはないので、作り方というほど大げさなことはありません。レモン(できれば無農薬のもの)の輪切りを保存容器に入れて、レモンが浸るか浸らないかくらいまではちみつを注ぐだけです。数日すると浸透圧でレモンから果汁がしみ出てきますので時々はちみつと果汁が均一になるように混ぜます。一週間もすると完成です。

予測はつきますが、あまり放置しすぎるとカビが生えます!変わり果てたレモンを見つけた時は本当にがっかりしますよ…。はちみつ自体はその殺菌効果と高い糖度のお陰で長期保存が可能だと言われていますが、レモンの水分が入っているのでレモン漬けの場合は注意が必要です。消費できる分だけをその都度作るほうが賢明です。

10日くらい経ち、果汁はだいぶん外に出た状態です。エキスがもっとひたひたまであったのですが、使ってしまったあとなのでほとんど残っていません(苦笑)。 レモンは広島産の無農薬のものを使用しています。多少レモンの皮のほろ苦さも出てくるので、それはイヤ!という方は、皮は剥いてからはちみつに漬けたほうがいいかもしれません。

 

 

一番のおすすめはやはりホットレモンです。エキスをマグカップに入れてお湯を注ぐだけ。お湯の量はお好みで。喉を優しく潤してくれると同時に、身体も温まります。その他、紅茶に入れてもよし、ヨーグルトにフルーツシロップとしてかけるもよし。ちなみに夏は冷たい水や炭酸水で割るとおいしいです。

 

はちみつの効果

保湿力と抗菌力

はちみつの保湿力で肌をしっとりさせ、抗菌力で炎症を防ぐと言われています。はちみつ含有の化粧品も多いですね。私は一年に数回ですが、肌の乾燥のしすぎで自分の顔に触るのも痛くて辛いことがあります。当然化粧水も刺激の少ないものに切り替えざるを得ません。それでもなかなか改善しない時は、洗顔後に顔にはちみつを薄く塗って湯船でしばらくじっとしています。ちょっとだけ滲みはしますが、洗い流すと乾燥が改善することは間違いないです。それを知って以来、はちみつを小さな容器に少しだけ入れて化粧品と一緒に置いています。化粧ノリもよくなるのではちみつの簡易パックはおすすめです。

殺菌作用

高い糖度とグルコン酸による殺菌作用により、長期保存が可能です(保存状態にはご注意)。口の中の炎症予防や喉の痛みを緩和する作用があると言われています。口内炎ができた時、患部に塗ってみました。とんでもなく滲みます。

その他の効果としては、前述のグルコン酸が腸内のビフィズス菌を増やすために腸の働きをサポートする、ブドウ糖と果糖による疲労回復、そして砂糖と比較して同じ分量でカロリーが20~30%少ないなど、いいことずくめです。(効果の感じ方には個人差があります)

注意:これらの効能は医薬品のように有効性を示すものではなく、医師の診断や治療より優先されるものではありません。

私がはちみつの魅力に出逢ったきっかけ

はちみつはそう特別な存在ではなく、誰でも一度は口にしたことがあるのではないでしょうか。私もいつでも手に入る存在としてトーストにかけたり、ヨーグルトにかけたり…とごくごく普通に使うようなものでした。

ところが、ポーランドの友人宅でのこと。友人のお母さんが「ぜひ日本に持って帰りなさい」とくれた、あれやこれやの食品の数々。長くて厳しい冬を乗り越えるための叡智が詰まっていそうな地下の食品庫から出てきたのは、庭で採れたというハーブティから何かの実のジャムなどなど。その中に、とっても大きな瓶がありました。

「使いかけ」の画像で申し訳ございません…

ラベルを見ればはちみつだということは分かります…内容量だけで1.2kgあるのですから、瓶と合わせると2kg前後でしょうか。これをスーツケースに入れて持って帰れというのは重くて結構無謀でした。でも、どうしても持って帰りたかったので瓶たちは帰りの飛行機に乗せ、はみ出した数キロ分の荷物はごっそり郵送です。

日本に帰ってからこのはちみつを一さじ味見した瞬間、そのクリーミーさにびっくりしました。友人のお母さんが「このはちみつは本当に貴重だから!」を連呼していた意味が分かった気がしました。さすが養蜂の盛んな国ポーランド。もう一回行く機会があったら必ずはちみつはチェックしたいと思います。

この一瓶がきっかけで、私は様々なはちみつを手に入れてはその違いを楽しむようになりました。

最近手に入れたのはフェアトレードのハズはちみつ

PeopleTreeで購入したフェアトレードのはちみつ。エチオピアの熱帯林に自生する高木「ハズ」の蜜です。現地の人も風邪や、おなかの調子が良くない時に食べているのだそうですよ。

 

あ…結晶化してしまってる(焦) 

 

結晶化した時は、50度くらいでゆっくり湯せんにかけながらかき混ぜると徐々に滑らかさが戻ってきます。花粉を適度に含んだこのはちみつは、ちょっとだけ酸味があります。とても濃厚なのに後味すっきり。何かにつけたり入れたり…というよりは、体調が悪い時に一さじ口に入れたい感じのはちみつです。

今までで印象に残っているはちみつ、南国の香りいっぱい「宮古島の花々」

はちみつ専門店ラベイユで購入した宮古島の花々から採れたはちみつ。このはちみつほど、元の花がなんなのかはっきりと分かったはちみつは今のところありません。ハイビスカスやパッションフルーツなど南国の花そのものの香りがするのです。きっとラベルを伏せて味見をしても分かると思います。貴重なので、ちまちまと使っておりますが…

普段使いのはちみつにはコストコのこれを使っています

アルゼンチン産クローバー100%はちみつ(原産国はアメリカ)。ラベルに”100%U.S.Grade A”と書かれていますが、”USDAハニーグレーディング“により定められた基準の総合点100ポイントのうち、90ポイント以上を得たはちみつに与えられる最上級グレード、すなわち最も品質の優れたはちみつに入るということになります。2.26kgで1688円(2016年12月)、これを高いか安いか判断するには量が多すぎて即座には回答できませんが、安いです、たぶん。レモンを漬けたりはちみつを大量に使うときにはこれくらいあったほうがいいです。保存方法を間違わなければそうそう腐るものじゃないし。

ちなみに結晶化しやすいはちみつとそうでないものの違いは、はちみつに含まれる「ブドウ糖」の占める割合や花粉の多さも関係しているようです。

はちみつ中のブドウ糖の割合: クローバー33.1%、結晶化しにくいと言われているアカシア29.8%、逆に結晶化しやすいヤハシ(シソ科)で36.8%、ナタネ39.5%

「HONEY BIBLE」 HONEY FARM監修 より抜粋

個性がとっても強いはちみつもある

中には味の個性がとても強くて「こ、これは…」と思う種類もあります。私がどうしても抵抗があったのは、「そば」のはちみつです。

その色の濃さやこくは、はちみつというよりはまるで「黒糖」のようです。少しだけ酸味がありますが、抑えられた甘味でとてもおいしい…のですが、後に残る香りが私にはどうしても「飼い猫の粗相(?)」…のような香りに感じられてダメでした。

味が強いので日本ではそこまで人気のある種類ではないですが、フランスでは高級みつとして高い人気があるそうですよ。うちでは一瓶が使わずにしまわれていますが、料理のコクを出す隠し味として使えるような気がします。

終わりに

古くから薬としても珍重されてきたはちみつ。個性はそれぞれありますが、ぜひご自分に合うものを見つけて冬を乗り切る力をもらってはいかがでしょうか。最初に述べた「はちみつ漬けレモン」には、くせが少なく粘度の低い種類のはちみつがおすすめです。

ゆるゆると、自然の中で布に関わる手仕事について綴るブログです。

自分の中にあった溢れる好奇心と、「自分の居場所を見つけたい…」という想いから始めました。
たくさんの方と想いを共感できると嬉しく思います。

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