日本出発前に個人でポーランドの鉄道を予約する方法

ポーランド国内の移動には鉄道がおすすめです。ただただ広がる平原を眺めるもよし、食堂車で軽食をいただくのもよし、時々通過する村の風景に想いを馳せるのもよし、まさに「世界の車窓から」さながらの体験ができます。さて、鉄道のチケット、日本を出発する前に個人で簡単に購入することができますよ。

 

ポーランド鉄道「PKP」

ポーランド国内の旅客路線網を管理しているポーランド鉄道が「PKP」です。国内列車エクスプレスインターシティ(EIC)、国際列車ユーロシティ(EC)、Tanie Linie Kolejowe (TLK)、急行列車Ekspres(Ex)などがあります。

日本からポーランドまではいつも通り飛行機のチケットを予約するとして、個人的にポーランド国内移動用の鉄道チケットを事前に手に入れることができるのか…と思いながらPKPのHPに入ってみたところ、いとも簡単に予約できました。クレジットカードさえ手元にあれば大丈夫です!

 

PKPのHPからチケットを予約する手順

では実際にHPに入って手順を追って説明してみます。

まず、こんなポーランド語の画面に入ります。上のほうの国旗一覧から言語の選択をします。私はポーランド語がさっぱりなので英語で。その他の言語がドイツ語かロシア語選択というのがいかにもポーランドのHPです。

 

英語表記に変わって一安心です。では例としてワルシャワ中央駅(Warszawa Centralna)からクラクフ中央駅(Kraków Główny)までのチケットを購入することにします。”FROM”のところが出発駅、”TO”のところが到着駅です、念のため。

 

完璧な綴りを入力しなくても、最初の数文字だけ入力すればプルダウンで一覧が出てきますので探し出してクリックします。ちなみにワルシャワには「中央駅」の他に「ワルシャワ東駅」や「ワルシャワ西駅」などがあり多少ややこしいので行き先の表示板などはよーく確認してください。私も危うく間違うところでした。

 

同様に目的地も一覧から探し出します。

 

次に日時の設定です。とりあえずちょっと先の日にちに設定します。とんでもなく先の日を設定すると予約不可になります。では1月20日の12:00出発の列車を目安に検索してみます。ここらへんは日本の検索方法と全く同じですね。”SEARCH CONNECTION”をクリックして検索を続けます。

 

12:00前後に出発する列車の一覧表が出てきました。今、選択している列車はワルシャワ中央駅出発、クラクフ中央駅行き、12:20出発で到着は16:24ということですね。移動時間(DURATION)は4時間4分です。乗り換え(CHANGES)はナシということになります。

ところで青や緑の電車のアイコンなどがありますが…

EIP  Express Intercity Premiumの略。ワルシャワとクラクフ間を約2時間20分で結ぶ高速鉄道

IC  Inter Cityの略。 中・長距離列車でのんびりと走ります。

その他にもEIC(Express Intercity)やEICより途中の停車駅が多いTLKなどなどあるのですが、一刻も早く目的地に着きたいのか、それとものんびり時々停車しながらの旅を楽しむほうがいいのか考えながら旅の計画を立てるのも面白いと思います。

 

さて、ちょっと上に戻って”expand”のところをクリックすると、列車の詳細が出てきます。

エアコン、体の不自由な方のためのコンパートメント、小さい子供と一緒に乗れる場所(なのかな?)、などなど細かい情報が載っています。

 

隣のタブを開くと、途中停車駅とその時刻なんかも書いています。どんな駅や景色を通過していくのか、考えるだけでもワクワクしますね。

 

距離にして384km。地図で調べてみると、ちょうど東京から大阪間の直線距離が約400kmらしいです。意外と遠いのね…。それでは右上オレンジ色のボタン”BUY TICKET”をクリックしますよ

 

“Class”を開くと一等車なのか二等車なのか聞いてきます。二等車のほうが安いのは言うまでもないですが、気になるところは「ひょっとして座り心地が非常に悪いのではないか?」とか「耐え難いほど汚いのか?」とかそういうところではないでしょうか。私は二等車しか空いていない時に乗ったことがあります。確かちょっと古い型の列車TLKで、6人掛けのコンパートメントタイプの座席だったと思いますが、決して硬い座席でもなく、汚くもなく。ただ隣の方と近すぎるかな…と感じるくらいでした。とても親切で気軽に挨拶をしてくれる方でしたが、見ず知らずの人と近すぎる4時間超はきつかったので、時折食堂車で気分転換したりしながら楽しく過ごせましたよ。感じとしては昭和の時代の寝台特急の中みたいでした。昔、駅弁と一緒に買ってたポリ茶瓶が出てきそうな…年齢が分かりますね(苦笑)

 

次に座席のタイプですが、これは列車の種類や車両の等級によって選択肢がまちまちなようです。コンパートメントタイプや、普通の座席、車いす専用も。どれでもいいなら”Indifferent”を選択。

 

次は座席の場所「Window(窓側)」「Middle(真ん中)」「Corridor(通路側)」の指定です。どこでもいいのなら”Indifferent”を選択。

その他一番下のプルダウン”Select additional ticket”を開くと、盲導犬、介助犬と一緒に乗るためのチケットや、自転車用チケットなども選択できます。後は右下の”Continue”をクリック。

 

 

自分の名前を入力します。複数で旅行する場合は代表者のお名前で良さそうです。金額の書かれているところの”Choose”をクリック。52.80zl(ズォティ)…2017年1月現在、28.3円くらいなので…1500円かからない?!安っ!!え?本当に?計算してみましたが、高速鉄道の一等車でも6500円弱くらいです

 

氏名、メールアドレスを入力します。「*」は必須項目です。枠外にチケット購入に関する規約同意のチェック欄が二つあるのですが、ここにチェックを入れないと先に進めません。

 

アカウント登録してログインするのか、登録せずに買うのか聞かれますが、別にアカウントを作らなくても購入できるみたいです。”Buy without registration”をクリックします。

 

金額を確認の後、一番左の”Credit cards”を選択して先に進むとクレジットカード決済画面に進みます。今回は購入しないのでここまでのナビで終わりますが、実際にこのやり方で購入し現地で列車にも乗れたので間違いないと思います。

 

心もとなきチケットの姿…A4の紙を持って乗車…

決済が無事に完了するとチケットをダウンロードできますが、A4の紙にただの明細書のようなチケットをプリントアウトして…こんなので乗れるのか正直不安で仕方なかったです。本当に心配だったので無意味に同じ「チケット」を3枚くらいプリントアウトし、それでも不安は拭い去れなかったのでスマホからもすぐに決済後の画面を見られるように準備してから日本を出発しました。

しかし実際はA4の紙チケットを見せると全く問題なく乗れましたし、車両、席も細かくチェックして案内してもらえたので一安心。車内はこんな感じです。まずはTLKの二等車両から。

コンパートメント車両の通路です。私の利用した6人掛けのぎゅうぎゅうコンパートメント席はこの先にありました。他のお客さんがいたので座席の様子は写せませんでしたが、スーツケースなどは座席上の棚に置けます。乗客の若いお兄さんが荷物を持ち上げるのを手伝ってくれました。

 

食堂車です。まだお昼前だったからなのか利用している人はほとんどいませんでしたが、気軽に入れる雰囲気です。ホースラディッシュが添えられた大きすぎるソーセージがおいしかったです。

 

 

次はEIC(エクスプレスインターシティ)の一等車です。夏休み中なのでひょっとしたら車内が混雑で大変なことになるんじゃないか…と勝手に解釈して予約した一等車ですが、乗車してみると…

はい、私だけです(大爆笑)

ワルシャワからクラクフに向かう列車でしたが、出発が朝の4時台だったので全くの取り越し苦労でした。逆に一人で乗っていることが恥ずかしいくらいの貸し切り状態です。

 

途中の小さな通過駅ですが、どんな人がどんな生活を送っているのかな…と考えるだけでわくわくします。時間的にもお金的にも余裕があったら、小さい街の暮らしも見てみたいな…というのが本音です。

今回やっておけば良かった…と思ったことは、列車のかっこいい外観を写真に収めることを忘れてしまっていたことです。ワルシャワなどの大きな駅には、各隣国との間を往来する国際列車も停車していたりと見どころ満載だったのですが、いかんせんA4のチケットの不安ばかりがありすっかり頭から抜けておりました。あ、出ないかな…プラレールPKPシリーズとか。

ゆるゆると、自然の中で布に関わる手仕事について綴るブログです。

自分の中にあった溢れる好奇心と、「自分の居場所を見つけたい…」という想いから始めました。
たくさんの方と想いを共感できると嬉しく思います。

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